Izu trail journeyに参加して、体調不良でリタイアして、思ったこと
12/11開催のITJに出場して、retireしてきました。
なにがあったか
宝蔵院過ぎたあたりから明らかに心臓の挙動がおかしく、そのうち腹痛も出現、心拍が上がらないのに走れないと言う現象まで出現したのでこがね橋でリタイアしました。
Retrospectiveには、ここで根性出して頑張るべきだったとか、結局足が終わっただけでリタイアしただけでしょ?とか自分を責める気持ちが湧いてくるのですが、あのままあと45 kmを走っていたら、低体温症で病院に搬送されたり、ドクターヘリ搬送案件になっていた可能性があり、あの時点でリタイアしたのは正解だと思います。
翌日も体調不良はあったので(コロナは陰性でした)、何かが体の中で起こっていたのは正解なんでしょう。
で、思ったこと。
スタートラインに立てて、完走できるだけで素晴らしいこと
まずはコレ。
Izu trail journeyは制限時間が14時間と非常に緩い大会です。
完走するだけならば、時速5 kmで走れば良いだけ。
出場・完走することを意識して練習を積んできたランナーならば、そこまで難しいことではないのではないでしょうか。
そんな中で、完走できないというのは何らかのトラブルがあるケースが大半なのではないかと思います。
完走できない理由はいろんなことが考えられます。
蓄積してきたダメージが大会という負荷のかかる状況で表出してしまい靭帯の痛みが耐えきれなかった。
転倒してしまい骨折した。
僕の様に体調不良となった。
などなど。
そして、スタートラインに立てない可能性もある。
出場・完走することを目標に鍛錬を積む過程で、スポーツ外傷と呼ばれる一連の怪我に罹患してしまう。
この日だけは出れないと言っているのに、性格の悪い上司が趣味を辞めさせたいから、と無理やり仕事を入れてくる。
子供の体調が崩れてどうしても病院に連れて行かなきゃいけなくなった。
いろいろあります。
完走出来ない理由も、スタートラインに立てない可能性も、全部が全部コントロール出来る要素ではない、運の悪さがたまたま回ってくる可能性がある。
だから、月並みな言葉ですが、「スタートラインに立てること、完走できることが当たり前ではない」ということを強く意識しました。なので、完走出来た人がいるならば、完走できた自分とその日までやってきたことを誇って、喜んで欲しいと思います。
あなたは凄い。
で、個人的な反省。
体調管理の重要性
僕は『負荷が掛かりすぎると、どんな人間も体調を壊す』という世界観を採用しているので、体を壊すか壊さないか?の分かれ目は普段の体調管理に掛かっていると考えています。
体調管理に関わるもので、パッと思いつく範囲では、
・寒暖差に対してちゃんと適応できる服装をする
→末梢の血流不全は代謝物の蓄積に繋がる。また、曖昧な言葉ですが、免疫力の低下につながる。
・食習慣
→体重増加、栄養不全を招く
・睡眠時間
→寝てる間に体はリカバリする、集中力・判断力の低下。夜遅くまで飲み明かす事で寝不足にも繋がる
・飲酒の有無
→適度な量と質と会話はリフレッシュに繋がるが、量が多ければ筋肉に対して毒物となる。またグリコーゲンの回復を阻害する
・長距離移動
→旅行はリフレッシュと新しい出会いに繋がるが、財布にも体力にもダメージ
・仕事の労働
などが挙げられると思います。
上に上げた項目、全部ダメでした。そういえば、11月の予定を見て、うわ、土日全部埋まってるじゃん……と引いていたおぼえがあります。
全部ダメ習慣が始まったのは11月のウルトラ後からだったので、レース後1週間程度ダラダラしてしまったのは生物としてしょうがなかったとしても、やりようがあったんじゃないのかな、とは思います。目標を達成するためのビッグレースを1ヶ月おきに入れるな、という話ではあるんですが。
あと、11月は特別仕事が忙しかったんですが、仕事が多忙となったことを恨んでもしょうがないと思います。それはコントロール出来ません。
問題はそれに対して自分がどう対処するか。例えば仕事のストレスから暴飲暴食をするという選択肢もあれば、いつも通り質素に過ごす、という選択肢もあるはず。その岐路に立ったとき正しい選択を出来るかどうかは、目標を強く意識して普段から過ごす事ができているか?です。
日常的に仕事中でもふっとその目標が思い浮かぶ瞬間があれば、目標に対して正しい選択を出来るんじゃないか。書いてみると、確かにITJのことを意識しだしたのは1週間前で、まぁいいやと思ってたでしょ?と言われると、はいとしか言えません。
サポートしてくれた両親と、twitterや職場で応援の言葉をくれた人には、申し訳ないというか、なんというか……。
で、『生活習慣を改めます』で意識が変わったら苦労しないんですよね、それで同じ失敗を何度もしているので。
じゃあ生活習慣を改めていくためにどうするか。分析しましょう。
2回目という安心の罠、直前の長距離大会で自分なりには良い結果を残せたので慢心していた
ITJの参加は2回目です。完全に安心していました。しかも、1回目の時ははっきり言ってそこまでの疲労感なく、かなり良いタイムで走れたので、ITJに対しての油断がありました。これが良くなかった。
そして、直前のみちくさウルトラ (100km, 2000mD+) をそれなりに良いタイムで走れていたのも良くなかった。あれよりキツいことないでしょ、と。
勝って兜の緒を締めよ、と言いますよね。これが出来てなかったんだなー。
ただ、上でも書いたように1ヶ月おきに記録を狙うビッグレースを入れるな、という話で、気のゆるみが多少とも出てしまうのを許容するのであれば、
ITJはエンタメ目的で走れば良かったのかもしれませんね。それでも完走できたかどうかは……
これについては、2回目って気が緩むんだよ、ということを実感持って体験できたので、価値がある、と思っています。
気持ちを作るために目に入る回数を増やすこと。
全然気持ちが作れていなかったんですよね。まぁできるでしょ、みたいなキモチでいた。
だから、大会があること忘れて暴飲暴食するし、夜更かしする。
受験生が部屋に『〇〇大学合格!目標偏差値〇〇点!』と書くアレ、周りへのアピールというよりも、普段から自分に、どこを目指しているかのリマインドなんだと思います。
人は簡単に自分がどこを目指しているかを忘れてしまいます。それをいちいちリマインドしてくれる人は普通はいない。
だから、携帯のメモを使うとか、PCのメモを使うとかして、鬱陶しいですが、どこを目指しているかのリマインドをしていくのは大事なのではないでしょうか。
Liella!
ところで、僕はLiella!というグループを追いかけているので、自分の体調とかライフスタイルを、このグループと照らし合わせて考えることが多いのですが、彼女達がやって10都市20公演+2公演(実際はカウントダウンライブもあったので23公演か)という期間、体調を崩さないのはなかなか難しいことなんじゃないでしょうか。
実際、メンバーが倒れたという話は聞きますが、調子の上下はあれど、ライブ公演に欠席したということは無かったように思います(よね?)。
まぁそれは彼女達がオンシーズンとして、この公演週間を意識しているからかもしれませんが……。
推しているグループに恥じないように自分も体調管理、していきたいものですね。
ところで
文章がこうも長いと病んでいるように見えるのですが、起こったことに対して真面目に反省すると文章が長くなってしまいがちなのはしょうがないと思います。
ITJ完走者の文章とか動画とか記録とか見て、走りたかったな、と思う気持ちはもちろんありますが、起こってしまったことは変えられないので、まずは体調を回復して、次の目標に向かっていきたいと思います。
それでは。